【色彩検定1級2次】知っていると得する”テクニック”を紹介します!
色彩検定1級は、1次試験と2次試験に分かれていて他の級とは異なります。
1次試験は他の級と同じマークシート方式なのですが、2次試験は……… 実技!?
ということで、こんにちは!あずきしろもち(@azukisiromochi)です!
これから色彩検定1級2次試験を受験しようとしている人で、特に初めて受験する人はきっと 次のような不安を持っている と思います。
- 実技ってどんなことするの?
- 配色カードって買わないといけないの?
- 自己採点用に答案用紙持ち帰れるの?
- 1次受かったけど2次で落ちちゃった…来年も1次試験受けないといけないの?
そんな不安を取り除き受検勉強に集中できるように、色彩検定1級2次試験を二度受検(不名誉)している私が 知っていると得する情報 をお伝えします!
良い子のみんなは2回も受験するんじゃないぞ
追記!
試験直前にチェックしたほうがいいことを別の記事にまとめました!
よかったら合わせて読んでみてください!
目次
まずは試験の基本情報を知ろう!
色彩検定1級2次試験は他の級とは色々な点で異なります。
違いをあらかじめ理解しておくことで安心して試験に臨めます。
日程
2次試験は1次試験や他の級の試験とは別の日に実施されます。
1次試験合格者のみ受検できる試験のため、1次の合格発表の後に行われるわけです。
2019年度の試験日程
【3級・2級・1級・ UC級 】 2019年11月10日(日)
【1級2次】 2019年12月15日(日)
2019年度の日程を載せましたが 1次試験の約1ヵ月後、12月2週目ごろの日曜日に行われます。
ちなみに1次試験の合格発表は12月初めに行われるため、合格発表を待ってから2次の勉強を始めても間に合いません。
- 2次試験の学習方法についてもまとめる予定ですので、しばらくお待ちください!
試験会場
試験会場についても他の級や1級1次試験と異なります。
受検地一覧
【3級・2級・1級・ UC級 】全国各地に受験会場が設けられている
【1級2次】札幌、仙台、東京、名古屋、大阪、福岡の6エリアのみ
2次試験ではなんと 6エリアでしか受検できず、住んでいる地域によっては何時間もかけて試験会場に移動 …なんてことも。
受験申込の時にあたふたしてもいけませんので、あらかじめ受検場所を決めておきましょう。
持参する物
これ重要です!
持参する物
受験票
写真付き身分証明書
筆記用具
ハサミ
のり
定規
時計
次の章で試験内容について詳しくお話ししますが、2次試験では実技として配色カードを利用します。
「ハサミ」で切り、「のり」で貼るんです!
1次試験と同じ感覚で持っていくのを忘れると大変なことになりますので、必ず受検前に確認するようにしましょう。
1次試験との違いをまとめると
- 2次試験は1次試験の約1ヶ月後、12月2週目の日曜日
- 試験会場は全国に6エリアしかない
- 「ハサミ」「のり」を忘れないように!
試験内容を知ろう!
冒頭にも書きましたが、初めての受検される人にとっては 実技試験は全くの未知 で、内容が気になると思います。
この章ではそんな気になる 2次試験の内容、流れなどをまとめています!
1級2次試験の内容
公式サイトに出題例が公開されています。
※色彩検定は過去問などの転載を禁じていますので、リンクのみになりますがお許しください。
色彩検定1級2次試験は 記述方式(一部実技) とされており、問題用紙に回答欄が設けられている形式になっています。
紹介されている例では 「電卓」の配色をコンセプトに合わせて決定する というカラーコーディネーターの実務をイメージしたような出題がされていますが、「選択肢」が用意されているなど、完全な記述式というわけではありませんのでご安心ください。
実技試験について
出題例の問題文を読んでみましょう。
カラーカードを使う場合には、選んだカラーカードを指定の枠内に貼り、使用したカラーカードの裏に書かれている記号を( )内に記入すること。また、PI、BR、offN、FL の色は使用しないこと。
後半にこのような記載があります。
問題の解き方自体は1次試験とそこまで大差はなく、問題文中のヒントから正解の色を探します。
2次試験では”その色”を 配色カードから探し、ハサミで切り、のりで貼る作業があり、これが「実技」にあたる部分です!
画像が荒くてわかりにくいですが何枚かのカードはハサミで切られています。
試験ではこのようにカードを切り貼りして解答していくわけです。
試験の流れ
2次試験当日の流れについて説明します。
※例として2018年度の日程を記載しましたが、実施年度により変動する可能性があります。
【試験時間】90分
【受付】10:40 ~ 11:45
【試験】12:00 ~ 13:30
試験開始は12時前後(お昼ご飯大変!)です。
記載されていませんが 試験開始5分前から監督官より諸注意の説明が始まるため、少し早めに受付しておくことをお勧めします。
(会場によっては受付が混んでいることもありますし)
受付から試験説明が始まるまでの時間は自由に過ごして構いませんので、 テキストなどで最終チェックしたり、お手洗いを済ませておいたり しましょう。
監督官が入室して試験の説明が始まると、試験問題が配布されます。
監督官からも注意されますが、 試験開始までは問題用紙を開いたりしない ようにしましょう。
試験開始の合図とともに試験開始。
試験完了までの90分間は退出ができない ので、時間が余る場合は見直しなどしっかり行いましょう。
試験完了後は問題用紙(兼解答用紙)が回収され、すべての受検者の用紙が回収されたら試験完了です!
注意事項
- 試験開始15分前には指定された座席に着席して下さい
- 試験内容に関する質問にお答えできません
- 原則として途中退室はできません
- 試験開始時刻から60分以上遅刻した場合は受検できません
- 会場への問い合わせはご遠慮ください
- 受験票は合否通知票が届くまで大切に保管してください
- 地震などの緊急時は監督官や施設放送の指示に従って安全を確保して下さい
その他の級と同様の内容ですね。
念のため試験が近くなったら確認しておくと良いと思います!
Q & A
色彩検定1級2次試験についての疑問に回答しています!
はじめて受検する人は一度目を通しておくことをおすすめします!
配色カードって買わないといけないの?
これは Yes です。
実際の試験では新品の配色カードが配布されるため、必ず買わないといけないということはありません。
ではなぜ買わないといけないのか?
それは試験対策の一環です。
実技試験では 限られた時間の中で問題を解き、カードから解答した色を探し、切り、貼る、という作業を繰り返します。
これを ぶっつけ本番で行った場合、ほぼ間違いなく時間切れになってしまう でしょう。
あらかじめ配色カードに慣れ、普段からどの位置にどのトーンがあるかなど把握しておくことで試験を有利に進めることができますので、購入をおすすめします。
実技試験で使用する「のり」はどのタイプがいいの?
色彩検定1級2次試験では「のり」が必要 、これは前の章でも出てきました。
ではどういうタイプの「のり」が良いのでしょう?
- 液状タイプ
- スティックタイプ
- テープタイプ
- でんぷんのり
ひとつずつ見ていきましょう!
液状タイプ
のりの定番と言えばこれ!
最近はスティックタイプに押され気味ですが、安定した使い心地があります。
私の場合、この液状タイプとスティックタイプを試験に持参していましたが、実際に使用したのは液状タイプでした。
(スティックタイプは「剥がれてしまうのでは?」という心配から使用しませんでした)
スティックタイプ
コンパクトで塗りムラもない、試験などで利用するにはもってこいのタイプです。
受検者の大半がこのタイプを利用しているようでしたので、こだわりが無ければこのタイプで良いと思います。
テープタイプ
実は2018年度の試験で他の受検者が利用しているのを見かけるまで、このタイプを知りませんでした(笑)
修正テープのような形状になっているので細かい作業には向いているような気がします。
試験会場で使っている人も多かった ようなので、試してみるのもいいかもしれません。
でんぷんのり
「でんぷんのり?」という人もいるかもしれません。
そんな人も下の画像を見たら「あ~っ」となるのではないでしょうか(笑)
ちなみに 試験会場で使っている人も少数ながらいました。
普段から使い慣れているのなら問題なく使用できると思います。
結局どれがいいの?
結論から言うと、 どれでもいい です!(笑)
普段からのりを扱っている人なら慣れているものがいいでしょうし、試験でしか使用しないような人の場合は使いやすい液状かスティックがいいでしょう。
試験勉強で 複数のタイプを使用してみて使いやすいものをチョイスする といいと思います!
これは余談になりますが、2019年度の試験ではのりで手が汚れた時のためにウェットティッシュが配られました。
手が汚れるから使い慣れたのりを選択肢から外す…という事はしなくて良いと思います。
自己採点用に問題用紙は持ち帰れるの?
これは私も受検する前に気になっていました。
これに関しては “たぶん” 持ち帰れるでしょう。
“たぶん” と書いたのには意味があって、 2017年度試験までは問題用紙は持ち帰ることができなかった のです。
当時受検した私は、回収の際に持ち帰ることができないことを知り自己採点は諦めました。
不合格通知が届き、そこには得点が書かれていないため、復習のためにも「問題用紙くらい持ち帰ることが出来たらな~」と思ったものです。
そんなこんなで迎えた2年目の2018年度試験、自己採点用に解答を持ち帰る秘訣(後で出てきます!)を携えていたので問題用紙が持ち帰れないことなど気にしていなかったのですが、この年から 縮小版の問題用紙が試験後に配布され持ち帰ることができる ようになりました。
このような経緯から、2019年度以降も問題用紙は持ち帰りができるのではないかと思います。
自己採点用に解答を持ち帰る秘訣
問題用紙が持ち帰れるとして、それが 配られるのは解答済みの問題用紙が回収された後 になります。
結局のところ解答を覚えておかないともう一度問題を解き直すことになってしまいます。
そんな手間を解決する秘策!
それは試験で利用した配色カードの裏に書く!
試験時間に余裕がある人はぜひお試しください!
(表紙、裏表紙よりもカラーカードの裏の方が書きやすいです)
1次受かったけど2次で落ちちゃった…来年も1次試験受けないといけないの?
これは No ですね。
公式ページにも書かれていますが、 一度1次試験に合格すれば向こう2年間は1次試験を免除されます。
つまり、2019年度の1次試験に受かれば、2020年度と2021年度の試験では2次試験のみ受検可能という事です。
(ただし その場合も受験料は変わりません)
色彩検定1級は試験範囲も広く、合格率も30%台のため、とても簡単とは言い難い試験です。
2次試験に落ちたからと言って落胆せず、1次免除という仕組みを上手く活かして次回試験へ望みたいですね!
おわりに
私は二度の2次試験を経験しましたが、初めて受検した時は流れや勝手がわからず苦労しました。
これから受験されるみなさんには、そういった面での不安は残さず試験に望めるようにこの記事をまとめています。
記載している以外にも質問などあれば Twitter でお伝えいただければお答えいたしますので、気軽にご質問くださいね!
(記事にも追記します!)
勉強法なども随時まとめていきますので、この記事を気に入った人は見てもらえると嬉しいです。
長い記事を読んでいただきありがとうございました!